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Q:ダイニングテーブルのお手入れについて

Q:“ダイニングテーブルのお手入れについて教えてください。天板は水拭きしても大丈夫ですか“

 

 

A:ウレタン塗装の硬度は鉛筆の硬さでいうとH程度です。天然木材を薄くスライスした単板(0.55mm)やMDF材(脚部は無垢材)に着色をしてから樹脂塗装(半艶加工)をしてありますので、見た目より塗膜は厚みがあります。普段のお手入れは乾いた柔らかな布でやさしく埃を叩くような感じで行ってください。

 

水拭きで汚れを取りたい場合は、バケツに家庭用中性洗剤をごく薄く(200倍程度に希釈)含ませた溶液を
固く絞った柔らかな布(肌着など古着の綿100%を推奨します)で軽く拭き取り、から拭き仕上げしてください。

 

水拭き(固く絞るのは同じです)だけでも、汚れは落ちますが、はじめから薄い溶液を使った方が、もっと簡単に汚れは落とせます。その際、強くこすりすぎると、そこだけ艶が変わってしまいます。尚、化学ぞうきんは研磨材が含まれており、汚れは落とせますが、塗膜を痛める場合がありますのでお奨め致しません。

また、通常の家具全般にいえることですが直射日光に当たる時間が長いと経年変色いたします。天板が傷つかないように花瓶敷きを敷いていて、掃除のため外したら跡になっていた・・・とか。ヨーロッパなどで、大切な家具や調度品に普段から布をかぶせておくのはその為です。

ホワイト塗装の綺麗な天板に黒い汚れが付いてしまった場合、水拭きだけだと、汚れを広げてしまうだけになってしまい、慌てて洗剤で拭き直しても目に見えない表面の凸凹に汚れが入り込み取れなくなる場合もあります。アンティーク塗装技術にはそれを応用した汚し塗装技法があるくらいです。

中性洗剤も、汚れを落とすためにいろいろな薬品が加えられている場合があり、薄く溶かすのは、その効力を押さえるためです。化学ぞうきんは研磨剤の他、薬品が含まれており、ウレタン樹脂と結合して化学反応をおこす場合もあるそうです。

ただ、このように注意点ばかり申し上げますと、家具というのは非常にデリケートすぎて、扱いづらいと感じられるかもしれません。お気に入りの家具に傷をつけたくない・・。いつまでも新しいままに使いたいというのは誰しも思うことですが、家具は道具です。毎日使う物なので、知らないうちに傷が付いたり、何かを当ててしまったり・・・生活の中で使用することで少しずつ使用感ができていくものです。テーブルなどはいつのまにか、光線の具合で磨き傷が見えるようになります。あまり神経質にならずに、おおらかに考えるのもよいかもしれません。

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