ここ数年、
ショッピングセンターやエキナカで、
なんかよく見かけるようになった
○○堂のおはぎやお団子などの和菓子
バレンタインやホワイトデーで
チョコレートやクッキーを
たくさん頂戴して、
それがまだ、戸棚に残っていると言うのに
時々無性に食べたくなる時がありますよね。
おはぎやぼたもちは、離れて住む、
田舎のおばあちゃんが
春と秋のお彼岸で挨拶に行くと、
作ってくれていたものでした。
おばあちゃんが作ってくれた
ぼたもちはおっきくて、
お餅が多くて、
あんこは外側にへばりついてただけだったけど、
つい、おかわりをしてしまう素朴なおいしさで、
それを楽しみに、
電車に乗ってお墓参りに行ったような気がします。
昔は甘いものが誰でも食べられるものではなく、
その中でも「砂糖」は貴重品だったので、
「感謝」の気持ちとしてお供えし、
お彼岸というご先祖様へ通じる
特別な期間に魔除けとしても
知られている小豆を餅にまぶし、
お祈りを捧げたのだと言われます。
春はこしあん、
秋は粒あん、
また春はぼたもち(牡丹餅)
秋はおはぎ(萩の花)と、
日本人ならではの繊細な季節感を
表しているそうですが、
今はどっちもありだそうで、
好きな方を選べばいいようです。
さて、今年の春のお彼岸は3月17日~23日まで
「私はこしあん派」・「僕はつぶあん派」
なんて会話が今週はあちこちから
聞こえてきそうです。